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『Erbium Laserの Water micro explosion を用いた Peri-implantitis治療 ならびに 歯周、再生療法』

山本敦彦先生

教育講演 2015年2月1日 開催

オッセオインテグレーションを獲得したデンタルインプラントは高いサバイバルレートがあると証明されたにも関わらず、インプラント周囲の組織に歯周病と同じような炎症を起こすこがある。その炎症にはペリインプラントミューコサイティスとペリインプランタイティスという2つの種類があり、 ペリインプラントミューコサイティスは、インプラント周囲骨に炎症、吸収がなく周囲の軟組織だけに炎症が限局されており、ペリインプランタイティスとは軟組織の炎症と周りの骨の炎症吸収を伴う物をいう。
ペリインプランタイティスのリスクファクターとしては 口腔清掃不良者、歯周病の保持者、咬合圧の不具合、喫煙者などがありそれらの人には28%から56%の発症率でペリインプランタイティスが起こると言われている。
それに対しペリインプランタイティスを治療する方法は数多く提案されているがそれらのどれもが完璧な治療法としては不十分であり早急に治療法の確立が望まれている。
従来から様々な波長のレーザーがペリインプランタイティスの治療に使われて来たがそれらはインプラントの表面を殺菌することが目的であり汚染物質を除去できることがなかった。
  効果が期待される治療法としては、細菌や汚染物質によって汚染されたインプラント表面を除染ならびに滅菌、LPSのデトックスを行なうことであるのは言うもでもない。
そこで我われは 新しい発想で画期的なペリインプランタイティス治療法を開発すべく次のような予備実験を行なった。
1、Er:yag レーザーを用いてTiUniteR層を蒸散剥離するための適切な照射条件の選定、2、E:yag laser 照射によるインプラント体の温度上昇変化についての実験、3Er:yag レーザーのWater-micro-explosion(水小爆発)を用いた汚染されたTiUniteR層蒸散剥離後のインプラント表面に対するオッセオインテグレーション獲得の有無を検証のための動物実験である。 その結果、E:yag laserは酸化チタン層を均等に剥がすことが出来、注水下で使用することにより照射されたインプラントの温度上昇も抑制でき、かつ、処理後の新生インプラント表面にもオッセオインテグレーションが確認された。 そのような結果を元に我われは従来法では修復が難しいと考えられた症例に対して患者の了解を得て臨床応用を行い5年以上の良好な予後を得ることが出来た。したがってこの方法はペリインプランタイティスの治療に効果的であると示唆された。

さらにそれに加えて今回はErbium laserの歯周再生療法に対する応用についても解説する